リモートワーク 新しい働き方 働き方革命
突然ですが私が働いている会社は完全なリモートワーク環境です。
朝起きて、トイレに行き歯を磨いて、そこから3秒で職場に着きます。
パソコンでタスクをこなして洗濯物を干し朝食のプロテインを飲みます。
スーツや作業着に着替えて、電車や車に乗って数十分かけて通勤することもありません。
もちろん取引先へ出向いたり、顧問税理士さんと打ち合わせをしたり、メーカーへ出張したりすることもありますが、仕事のほとんどは自宅のパソコンで完結しています。
この働き方は私自身が元々引きこもり体質であったということもありますが、時間や様々なコストの削減に大きく貢献していますのので私が会社を起こした際に自らの制約としてリモートワークを掲げました。
私は日々、海外の顧客や取引先とのやり取りを自宅で行っていますが、周りの人から見ればソリティアのゲームをしているのとなんら変わらない風景です。
もしもスイス銀行にハッキングしていたり多弾頭核ミサイルを打ち込もうとしていたりする可能性すらあるということがデジタル時代の面白い点だと思いました。
リモート環境で働く
大抵の人にとってリモート環境で働くということ自体がピンとこないと思いますが、通常の職場でもコンピューターだけを使って働く時間がどのくらいあるか考えてみてください、同僚とのやり取りの50%がメールやブラウザなどを使ってオンラインで行われているのなら、リモートワークからかけ離れていないと思います。
また、勤務場所の制約がないので、リモートワークの会社は、世界最高レベルの人材を、居住地に関係なく雇うことができます。
物理的な拠点にこだわらないことはこれからの世の中で急速に発展していくと考えています。
リモートワーク会社の面接
面接でつまらない質問をするより実際に働かせてみて採用を判断する方が効率的です。
新入社員は、まずサポート部門で実際に働いて訓練を受ける。
一つの例として私の会社では正式な面接というものがありません。
なぜマンホールの蓋は丸いのか?ボーイング747の期待に卓球の球をいくつ積めることができるのか?といったパズルのような問題を出す人は誰もいません。
その代わりにトライアル期間が設けられます。
その期間に単純なプロジェクトを一つまかせ本物のツールを使って実際の仕事を行っていただきます。
つまりこれが一つの面接であり線引きの基準となります。
なぜこのような形態を取っているのかと言うと、履歴書を水増ししたり、面接官が聞きたがることを言おうとするような採用試験のでまかせの部分を排除することができます。
全ての仕事はリモート環境でできるので、候補者はどこかに移動しなくてもよく、どこにいてもトライアルを受けることができます。
新しい働き方
これを読んでいるあなたが「リモート環境」で働きたいか、それともやはり「通常の社員が見える形」で働きたいのかはわかりませんが、もしもリモート環境が今後の会社での標準となった場合に、必要とされるものは、今まで会社で培ってきた経験や知識ではなく、自主性を高めながら自己の能力を自らで高めることができる人がリモートワークにおいて重要ではないかと思います。
ワークアズライフという考え方がありますが、働くことが人生なのではなく、人生ということが働くことであると定義すると自分の働き方に対する見方も変わってくるのではないでしょうか。
結局何が言いたかったのか
個人の時代だったり自立だったり
インターネットがもたらしたものは個人の時代だったりこれまでよりも高い自立だったりと言われていますが、私が感じているのは人々は人との繋がりをこれまでよりも強く意識するようになったのではないかということです。